2011年10月26日水曜日

ノリーナ・ハーツ「どのように専門家を使うか」


私たちは重大な決断を毎日行い、その多くを専門家に頼って決定します。しかし、経済学者のノリーナ・ハーツは、専門家に頼りすぎることには限界があり、危険ですらあると言います。彼女は私達に専門性の民主化を始めようと、つまり"外科医やCEO"だけでなく、店頭スタッフにも耳を傾けるよう呼びかけます。

 



->ノリーナ・ハーツ「どのように専門家を使うか」 (18:19)


最近になって脳のMRI実験をしたところ、専門家の意見を盲目的に受け入れてしまうという結果が出ています。

専門家の意見を聞くとき、脳の自己意思決定の領域が活動しなくなったというのです。

人は専門家の意見には従いやすい性質があります。(心理学で言う専門勢力)

しかし、医者の10回に4回は誤診するという論文や、経済学者の意見を聞いた結果の最近の経済状況を見ると専門家の意見を受け入れるだけではダメだと感じるのではないでしょうか。

これからは専門家の意見を詳しい人の意見として活用しながら自分で調べ、考え、分からないところを聞く、医者の意見に反論してみるなどの行動をおこすことが重要であると経済評論家のノリーナ・ハーツが語ります。


内容はすごく共感できるけど、一部のうまく行かなかった例だけを出して議論することや、専門家の意見に反論することのデメリットなどの考察が弱いかなと感じました。

けど、専門家の意見を聞く時、自己意思決定機能がちゃんと働くように意識する、自分で考える能力などは落ちているのは事実だと思います。(分からないことがあればすぐにネットで調べてしまう…)

それが効率的かどうかの議論は必要だとは思いますが、どちらにしても自分で考える力を失わないように意識して考えるようにしましょう!

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