2011年12月10日土曜日

エリフ・シャファク: フィクション小説の利害

物語は想像力を広げます。物語を紡ぐことで文化の壁を超え、様々な経験を得て、他者の心の内を理解することができます。エリフ・シャファクは、この明確な概念のもとに、フィクション小説がアイデンティティ政治を乗り越えられると語ります。
 



->エリフ・シャファク: フィクション小説の利害 (19:46)


トルコ人女性の小説家であるエリフは、子供の時、そして小説家になってからもステレオタイプによる偏見を経験しました。

彼女が書いた小説をトルコ人の女性がでてこないという理由だけで批判する人もいました。

トルコや中国、ナイジェリアの小説家は国のことを題材にした物語を求められ、先進的なものはヨーロッパの特権だというステレオタイプが小説の世界にはびこっているのを感じているそうです。


好きな言葉
文学は本質や知識、アイデンティティを伝えたりするものだけではありません。


世界中の文学にふれる機会があるいまだからこそ、いまいちど立ち止まって、自分がそのような眼で本を読んでいないか考える必要があります。


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